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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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皆さん、こんばんは!

本来は土曜日にお届け予定でしたが、本日お送りします。

地域経済のニュース・ネタをお届けします。

「貿易」に焦点をおき、今回は、AfCFTAのもと貿易に対する期待と、東アフリカ共同体のパンデミックによって引き起こされた貿易における遮断への挑戦を取り扱った記事をお届けします。

どうぞお楽しみください。

明日からの通常の投稿もお楽しみに!


ガーナのAfCFTA事務局「アフリカはビジネスにオープンである」

英題:『Africa Is Open for Business – Ghana Commissions AfCFTA Secretariat』

記事リンク:https://allafrica.com/stories/202008250353.html?utm_campaign=allafrica%3Aeditor&utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_content=promote%3Aaans%3Aabkopt

内容と背景:

アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)には多くの期待がされているが、特に1番の期待は、大陸内の貿易の活発化です。アジアやヨーロッパでの域内貿易が50%を超えている中、アフリカや南アメリカ大陸ではまだ数字が低く、アフリカに限っては20%にも満たないようです。そんな中で国連機関などの調査ではこのアフリカ大陸内の貿易が52.3%にもなるのではないかと予測がされています。そんな中で、今回、先週お伝えしましたように、AfCFTA本部のガーナからアフリカ連合への正式な引き継ぎ式典での挨拶をお伝えします。

ガーナのナナ・アクフォ=アド大統領は、挨拶の中でアフリカの大統領に対し、市場最大といわれるこの経済圏のために必要な仕組み、そしてリソースを割くように呼びかけました。特に、現代的、そして複雑化した環境で行うにあたって、自国間貿易を、大陸内での貿易を、行う上で大きな歯車になるだろうとしています。未開の地ともいわれるように、アフリカではまだ手付かずの資源しかり、様々な障壁で貿易のメインストリームに入っていない地域があるだけに、「豊富な資源を大陸に住む人々のために有効活用するためにはこの貿易圏を成功させる必要があり、全ての国家元首に対し、エクストラエフォートを求める」と挨拶で述べています。

この貿易圏の数値的なところでは、アフリカ大陸が一つの市場になることで、約13億人の市場、2.5兆ドルの市場となり、人や資本の自由移動も実現することで、2022年まで、年350億ドル、あるいは52%の成長を記録するだろうと期待されています。

人やもの、資本の移動が実現することで、現在では課題の一つとして挙げられている、各国間の貿易における調和や同調が実現され、複数国でのビジネスでの障壁を低くすることが可能になることも期待されています。

先日もお伝えしましたように、来年の1月に正式に様々な取引が行われるようになるのですが、それまでまだ出来きれていないことや、未解決の課題などがどのように取り組まれるのか楽しみなところであります。

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貿易の分断と戦う東アフリカ共同体

記事:『East African Community battles trade disruption

記事リンク:https://africanbusinessmagazine.com/region/east-africa/east-african-community-battles-trade-disruption/

内容と背景:

AfCFTAに関して描かれている様々な記事で、一番東アフリカ共同体の国々がその恩恵を受けるだろうとのレポートを読むことがよくあります。しかし、今回のパンデミックで新たにハイライトされたのは、中国やヨーロッパへの貿易の依存度合いです。そして、この地域での貿易大国でもあるケニアとタンザニアはそれぞれ違ったコロナ対策をとったことで、両国間の貿易が滞り、それが他の国にも波及。さらには、貿易なしでは様々な物資が賄えないにもかかわらず、トラックのドライバーらのコロナテストなどもまた課題となりました。記事では東アフリカ共同体で起きたことなどを書いています。

ケニアとウガンダの国境では、コロナのテストや検査を受けるために65Kmにも及ぶトラックの長蛇の列が出来ていたようですし、ルワンダとタンザニアとの国境では、これらのドライバーがウィルスの媒体になっていたとして、国境でカーゴの移し替えをし、ルワンダにはルワンダからのドライバーが国境で荷物を受け取り、ルワンダ国内に運ぶなどの対策が取られていました。これらの危険とも隣り合わせになったことから、この地域での貿易額は30%も上昇したといわれています。しかし、それ以来この地域内での調整なども進んだことで、この比率は減少傾向にあるともされています。

東アフリカ共同体ではモンバサ(ケニア)とダルエッサラーム(タンザニア)が外国との貿易の玄関口となっているのですが、地域の輸入の分野で約60%を占めるモンバサでは4.7%の貿易ボリュームの現象が1~5月の間に見られ、それによって、ケニアの製造業が影響を受けたといわれています。

コロナ前はモンバサからカンパラ(ウガンダ)まで3.5日、キガリまで7日、DRCまで10日、南スーダンまで14日だったのが、それぞれ約倍にまで必要日数が増えたといわれていますし、それだけでなく、それにかかるコストも大きく上昇したようです。

またコロナのテスト結果に関しても、国を跨ぐたびにテストを受け、そしてその結果は都市部で解析されるなど、技術的にうまく同調できていませんでしたが、次第にドライバーらの検査結果を蓄えておくアプリケーションの開発などが行われたことで、特にブロックチェーン技術を使ったことで、結果の改竄などもできないようになり、ドライバーの移動経路なども管理されるようになったことで道中でコロナにかかることが内容に取り組んでいるとしています。

記事では他にもどのような対策を国々が撮ったかなどが書かれています。しかし、アフリカ大陸のインテグレーション度合いで一番良い成績を記録した東アフリカ地域でもこのような結果だっただけに、AfCFTAの正式な導入は期待が高まっていると言えます。貿易を続けるためにドライバーやもののトラッキングシステムなどのソリューションも次々に発表されているだけに、コロナの影響に対応してきた時期から、積極的に解決策をとっていく段階に入ってきているだけに、今後の進展が気になるものです。


*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダビジネスコミュニティ(https://www.japan-rwanda.biz)に投稿した記事と同様の内容となります。