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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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みなさま、こんばんは!

さて、本日はこれまでアフリカ大陸にてドローンを用い医療用物資の輸送サービスを展開してきた米国発のZipline社がこの度ノースカロライナ州のNovant Healthという医療機関とパートナーシップを組み、米国でのサービス展開を計画しているという話題と、ケニアにて開催されたハードウエア部門における仮想イノベーションショーケース(ISHOW)の内容とその受賞者に関する話題に触れている2つの記事をご紹介します!

両方の記事に関連する動画ものせてありますので、ぜひお楽しみください!!

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記事1:『Zipline starts operations in the US after exemplary COVID-19 response in Ghana, Rwanda』

記事リンク:https://techmoran.com/2020/06/02/zipline-starts-operations-in-the-us-after-exemplary-covid-19-response-in-ghana-rwanda/

内容と背景:

アメリカ発のドローンを活用し、医療物資などが足りていない遠隔地に対して、そのような物資を届けるサービスをしている企業として知られるZipline社。ルワンダで始めた取り組みも、ガーナにも広がり、また、2019年には10億ドルを超える評価価値をもらったことで、一躍スタートアップ企業の中でも一番評価されていると言っても等しい、ユニコーンの仲間入りをしました。

さて、今回の記事では、これまで医療物資の輸送などの課題を抱える新興国での活動を中心に行ってきましたが、内科と外来クリニック、そして病院を備えているノースカロライナ州のNovant Healthという医療機関とパートナーシップを結んだことで、遂にアメリカでもその取り組みを行うことになったのです。

今回のパートナーシップは、当病院が現在15の病院と700近く運営しているクリニックなどに対して物資を運ぶなど、特に今回のCOVID-19への対策として行われたようです。2年間のパートナーシップの後、今回のパートナーシップで得られた知見をブループリントにアメリカ全体に広げるというのも今回の計画に入っているようです。

実は今回のパートナーシップに関してはこの面白記事でも一度取り扱っている。昨年4月に投稿しました、5回目の記事6の、UPS社のノースカロライナ州での取り組み。この時にもZipline社のこの取り組み・パートナーシップへの参入に関しては触れており、実際にこれが実現した形だ。

Zipline社は当初アメリカで活動するために必要とされている連邦航空局(Federal Aviation Authority: FAA)のいくつかの審査を取得できなかったが、アフリカでの実績、そして今回のパートナーシップでの実績から、いくつかの条項をパスすることが予測されている。

様々なところで言われているリープフロッグ(Leaprlog)現象の象徴的なものともいえる。このように新興国での課題解決のための取り組みが、それを必要としていると想像されることが少ない欧米諸国で「逆輸入」のような形で採択される例を今後も見ることが多くなるかもしれません。イノベーションの面白さがここにきっとあるのではないでしょうか?今後もこのパートナーシップの行方が楽しみです。

関連記事:

  1. 「面白記事 v.05」Link
  2. 「Zipline, which launched in Rwanda, now a unicorn」Link

記事2:『Kenyan, Nigerian entrepreneurs win hardware-focused social innovation accelerator

記事リンク:

内容と背景:

続いて、ハードウエア部門におけるアフリカ発のイノベーションをご紹介いたします。

毎年、米国機械学会(ASME)の主催するイノベーションショーケース(ISHOW)が今年5月19日から21日にケニア発の仮想イベントとして開催されました。イベントはケニア、ナイジェリア、エジプトからの8つの社会志向の発明家チームがそれぞれプロトタイプを発表する形で進められ、最終的に3つのチームが大賞受賞者として選出されました。彼らは30,000ドルもの賞金の分割を受け、さらに技術革新を市場へと投入する手助けとなる技術サポートを獲得しました。

受賞者となったのはケニアのEcobora、Interco、そしてナイジェリアのMicroFuse Technologiesでした。ケニアのEcoboraは特許取得済みの太陽電池式調理用コンロを農村地帯の学校に設置する取り組み、Intercoは学校に通う少女らに寄付される生理用ナプキンの配布とサプライチェーン管理、ナイジェリアのMicroFuse Technologiesはユーザーがスマートフォンで脳マラリア網膜症を診断および検出すると同時に、他の患者データをキャプチャできるツールの開発を行っています。

またこれら3つの大賞受賞者に加えて、ソーシャルメディアを通じて最も多くの票を獲得した製品は「ファンのお気に入り」と呼ばれ、1,000ドルもの賞金を受け取ったようです。受賞したのは、熱エネルギーを利用してUSB電源ポートからアクセスできる電力を生成する、持続可能で手頃な価格のポータブルな軽量熱電発電機を開発しているナイジェリアのDunamis-Cognitioでした。さらにこれら4チームに加えて、従量課金制(PAYG)ソーラーシステムと互換性のあるドラフトバイオマスストーブを構築しているケニアのBURN Manufacturingが研究開発賞を受賞したようです。

以前もドローン技術を競うルワンダで行われたLake Kivu Challengeなどをご紹介しましたが、このようなイベントは民間部門からのイノベーションを誘発する良いアクセラレーターと言えるのではないでしょうか。上記には大賞を受賞したケニアのIntercoが行っている生理用ナプキンにまつわる取り組みを紹介している1分程度のインタビュー動画をのせましたのでご関心のある方はぜひご覧ください!

関連記事:

  1. 「面白記事 vol.32」Link
  2. Kenya’s Ecobora & Inteco win in the 2020 ASME Innovation Showcase」-Link