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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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みなさま、こんばんは!

さて、金曜日は毎週アフリカの農業セクターに関連した話題をお届けいたします。

本日はコロナ禍の中エジプトが新たに3つの国際市場を獲得し、農作物の輸出量を大幅に拡大させているという記事と、ソマリアのバナナ産業が復活の兆しを見せているという記事、2本をご紹介しています!

エジプトの農作物輸出に関しては、5月20日に投稿させていただいた面白記事v.40でもご紹介していますので、その続報という形になります。

ぜひ以前の面白記事と合わせてお読みください!

明日もお楽しみに!

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記事1:『エジプト;農作物の輸出量が5ヶ月間で322万トンへ増加』

Egypt: Agricultural exports jump to 3.22 million tons in 5 months

記事リンク:https://www.freshplaza.com/article/9224541/egypt-agricultural-exports-jump-to-3-22-million-tons-in-5-months/

内容と背景:

本日はまずはじめに、エジプトでの農作物輸出量増加に関する続報をお届けいたします。

関連記事にも載せていますが、以前5月20日に投稿させていただきました面白記事v.40の記事3にて、コロナ禍でエジプトがオーストラリアのデーツ、ニュージーランドのオレンジ、ブラジルの柑橘類、モーリシャスのジャガイモと、新たに4つの国際市場を開拓することができ、農業省による5月4日の発表によれば2020年初めから野菜と果物の輸出量を177万トンへと伸ばすことができたという内容を共有させていただいたかと思います。

そこでエジプト農業省の提供する最新データによると、野菜と果物の輸出量は今年1月から5月までに322万トンへとさらなる増加を記録したようです。今回の記事によると、以前ご紹介した4つの国際市場の他にもアルゼンチンやインドネシアなど新たに3つの国際市場を開拓できたことが輸出量増加の大きな要因のようです。

また、農業省は輸出手続きを促進するために植物検疫中央管理局がコロナウイルスへの対応措置として行なっている取り組みを歓迎する声明を先日発表していることから、コロナウイルスへの対応措置を的確に行なっている関係機関の功績も農作物の輸出促進に大きな貢献を果たしていると考えられます。

サハラ以南のアフリカ諸国が自給自足型農業から市場志向型、および集約型農業への転換を目指す上で、既にそのような農業モデルを構築し、国際的な品質基準やトレーサビリティシステムが適用された枠組みに基づいて輸出を拡大させているエジプトなど北アフリカ諸国の事例から学べることは多いのではないでしょうか。関連記事には農業関連の過去の面白記事を載せましたのでご関心のある方はぜひお読みください。

関連記事:

  1. 「面白記事v.40(投稿:2020年5月20日)記事3」Link
  2. 「面白記事 v.31(投稿:2020年5月7日)記事2」Link
  3. 「面白記事v.69(投稿:2020年6月26日)記事1/2」Link

記事2:『ソマリアがサウジアラビアへ3度目のバナナ輸出を実施』

Somalia exports third consignment of bananas to Saudi Arabia

記事リンク:https://www.freshplaza.com/article/9224486/somalia-exports-third-consignment-of-bananas-to-saudi-arabia/

内容と背景:

続いてもソマリアから農業関連の話題です。

ソマリア農業省によると、ソマリアは6月8日(月)の週に17トンものバナナをサウジアラビアとトルコに向けて輸出しました。これはソマリアが2014年にバナナの輸出を再開して以来、サウジアラビアに対する3度目の輸出にあたります。

ここで少しソマリアのバナナ産業に関する歴史をご紹介させていただきます。ソマリアでは1990年代から内戦が勃発しているのはみなさんご存知かと思いますが、実は内戦が始まる前までは南部中心にソマリアはバナナ産業の繁栄で有名だったのです。ソマリアは東アフリカで最大のバナナ輸出国であり、1990年までにその輸出額は約9,600万ドルを占め、国の主要な外部収入源を生み出していました。しかし、内戦の勃発により生産インフラが破壊され、バナナ生産者は輸出市場へのアクセスを失っていきました。また、厳しい干ばつや飢餓がさらにバナナの生産を困難にし、内戦は開始からの約20年間でバナナ産業を崩壊へと導いたのです。

その後2012年に国際的に支援された中央政府が設置されて以来、ソマリアは徐々に安定を取り戻し、近隣諸国の難民キャンプなどに逃亡した生産者の多くも国内の農場に戻り始めました。ソマリア政府は国連食糧農業機関(FAO)やトルコ政府からの支援のもと、農業セクターの再建に取り組み、2014年からは中東市場へのバナナの輸出を再開したのです。そこで、今年6月に行われた輸出が再開後、サウジアラビアに対する3度目の輸出となったわけなのです。

農業省のメンバーである Yusuf Nur Eid 氏の話によると、ソマリア政府は現在国のバナナ産業を復活させるために政策と規制の枠組みを最終決定しているところであり、将来的に国際市場への輸出をさらに拡大させる狙いがあるようです。

専門家によると、ソマリアが再び主要なバナナ輸出国となることを目指す上で、灌漑や排水システム、また道路や貯蔵施設の再構築といった課題を解決していくことが不可欠であるようです。今後、同国がドナーからの支援や民間投資を引きつけ、自国のバナナ産業を復活させることができるのか、注目したいところです。

関連記事にはソマリアのバナナ産業の歴史に関して詳しく書かれている記事をのせましたので、ご関心のある方はぜひお読みください。

関連記事:

  1. 「Somalia resumes banana production, hopes to grow exports」Link
  2. 「After Barren Years in Somalia, Signs of Growth by the Bunch」Link

*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダビジネスコミュニティ(https://www.japan-rwanda.biz)に投稿した記事と同様の内容となります。