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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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皆さま、こんばんは!

今日はコロナの影響がビジネスマインドに及ぼしている影響と今回の状況からケニアを例に医療の予算が変わるのかを取り扱った記事をお届けします。
通常の経済活動ができないことで南アフリカでは長く行われてきた調査の数値に変化が。ケニアでは今回の影響で国家予算の優先順位に変化を願う記事が書かれています。

企業の投資に直接関係が少ない記事ですが、何が起きているのかを知るにはいいのではと思います。

来週の面白記事もお楽しみに!


ロックダウンの影響で南アフリカのビジネスコンフィデンス最低値を記録

英題:『South Africa Business Confidence Drops to Record Low on Lockdown』

記事リンク:https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-06-10/south-africa-business-confidence-drops-to-record-low-on-lockdown

内容と背景:

南アフリカではコロナの影響が人々のビジネスマインドにも影響を及ぼしているようで、この45年間で最低レベルのビジネスコンフィデンスを記録したようです。

記事では、約30年前にアパルトヘイト政策の勢いにより、国への投資が減少していた時代よりも現在の方が、ビジネス関係者のコンフィデンス(自信)はなくなっているとしています。この調査は1975年以来、四半期に行われており、第二四半期ではこの数値が5ポイントだったようで、今年の第一四半期では18ポイントだったことと比べると大きな減少であることが見て取れます。

今回の調査では1800名のビジネスエグゼクティブに調査して得られた結果で、この数値が示すのはほぼ全ての関係者が全くこの時期に行われたビジネスに全く満足していないということの裏付けだとRand Marchant Bankの関係者が話したようです。

こちらで取り扱ってきた様々な記事でも南アフリカではきついコロナ対策が取られたことは共有してきましたが、その中でも様々なビジネスで支出が特に浮くということもなかったようで、そのような環境がこうさせたのではとも予測しています。記事の中ではこの調査が行われるようになってからの数値の変動を示すグラフもありますが、実はここ最近南アフリカの成長率は減少傾向にあったようで、それに伴いこのコンフィデンス値も下降傾向なのが見られます。南アフリカの商工会議所も同様の調査を毎月行っているのですが、4月に最低値を記録して以来、そして、特にビジネス面での動きがないことからこの数値を取るのを停止したようです。

様々な国がコロナ対策を緩めてきている中で、南アフリカではこのような調査基準がありますが、他の国でもどのようにコロナ前後で人々のビジネスマインドが変わるのかきになるところです。

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医療予算:パンデミックはケニアの優先順位を変えるのか?

英題:『Health budgets: Will the pandemic change Kenya’s priorities?』

記事リンク:https://www.dw.com/en/health-budgets-will-the-pandemic-change-kenyas-priorities/a-53779046 

内容と背景:

続いてはケニアから、今回のコロナの影響で医療の予算も含め、予算組みの優先順位が変わるのか?と問う記事をお届けします。

ケニアでは中間所得層の間で「貧困層にカテゴライズされるまで残るは病気のワンカウント」という言い回しがあるようで、その裏には、保険に加入しているのは国民の20%にも満たないようです。そのため、病気になると、大きな出費を治療に回さなくてはいけなくなり、自らの貯金だけでなく、様々な友人や親族にまでお金を借りなければいけない状況に陥るようです。

特に今回、医療に割り当てられている予算の少なさが再認識された中で、何か変わるのか?という思いから今回のような記事が書かれています。医療への予算は2020−21年度では総予算(2.75兆ケニアシリング[約25.6億ドル])のうち、1117億ケニアシリング(約10億ドル)の予算が振られていないようです。アフリカ連合では2001年に最低でも医療には国家予算の15%を割り当てることを目標とすることが取り組まれているだけに、ケニアでもこの20年間では常に6~7%の間を行ったり来たりしているようです。2010年におこなられたWHOの調査でもケニアを含む他の26カ国で10年間医療分野に成長が見られなかったという調査も出されており、今回のパンデミックでこれが少しでも変わるかが期待されています。

ケニアの医療関係者は現状ならば国家予算の三分の一が割り当てられてもいいものが、現在は21%程度でさらなる割り当てが必要と話しています。また記事では、2018年に発表された国民皆保険計画も2年経過した現在この取り組みがどうなったかというレポートがないことを指摘すると同時に、医療分野に割り当てられる予算の多くが、国立病院や保健省などの機関には回るも、民間の方にはあまり回ってこないとの課題も指摘しています。

医療はケニアだけでなく他の国々でも一つの課題であるように、またアフリカ連合としても15%の国家予算の割り当てをうたっているだけに、今回のコロナの影響からもっと大きな予算が必要になるだけでなく、今後複数年通して政府がこの分野でにコミットできるのかが一つの見所にもなりそうです。

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*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダビジネスコミュニティ(https://www.japan-rwanda.biz)に投稿した記事と同様の内容となります。